長男の妊娠〜出産までの道のり⑥
入院2日目の夜、産院の先生から「赤ちゃんのお鼻が狭くて、産院にある管が通らない状態です。このままだと鼻から上手に呼吸が出来なくて、成長に必要な母乳やミルクを飲めない可能性があります。明後日、もう一度「鼻腔」の様子を確認して、ミルクの飲みが悪かったり、まだ管が通らなかったら県立病院の先生と相談してNICUに入院してもらおうかと思っています」と言われました。
鼻腔が狭いってどういうこと?フガフガ言ってるけどただの鼻詰まりじゃないのかな?県立病院に転院?NICUってどんなところなの?
もう、いっきに不安や疑問があふれ出てきて、ほとんど出てこない母乳がもっとたくさん出てくるように、どうかお鼻の奥が通じていますように…祈るように授乳し続けました。
入院4日目の夜、先生から「たぶん大丈夫だと思うけれど、鼻腔が狭いだけでなく閉塞しているかもしれないから、県立病院で精査入院しましょう」とお話がありました…。
※鼻腔狭窄:新生児・乳児期の呼吸は基本的には鼻呼吸が中心なので、鼻腔閉塞でなくても、片方の鼻腔狭窄症状だけで呼吸困難または哺乳障害となりやすい
※NICU:新生児集中治療室、新生児を対象に高度な専門医療を24時間体制で提供する治療室
翌日、産院を退院と同時に紹介状を手にした私は、生後5日の赤ちゃんをブカブカのチャイルドシートに乗せて、NICUへ連れて行くことになったのです。
当時の長男、NICUにて
向日葵