UniqueNotes ~やさしい療育日記~

心とからだの「発達」と「療育」発達ゆっくりの長男と次男を育てる二児の母が発達障がいに向き合う日々をつづります

支援学校への道のり②~就学相談までにしたこと~

わたしは、息子くんは小学校は公立の小学校で、(幼稚園に併設されている)支援級に進学することを考えていました。

 

そのため、幼稚園選びは公立小学校に併設されているところを選んで、小学校の入学前の1年間かけて、「ここが、こんど行く小学校だよ。」と事前に子どもに伝えていたのです。入学時にここちがう~~!!!と、パニックにならないために・・・

だから、当時、支援学校の見学に行ってみませんか?と発達支援センターの先生から声をかけられても、「いえ、〇〇小学校の支援級を考えてます。だから幼稚園に通いながら場所を覚えてもらうようこえかけしてるんですよ」と笑顔でお断りしていました。

支援員の先生がいたら集団行動も出来るようになっていたし、トイレも自分で行けるようになったし、これで〇〇小学校に行けるな~よかったと、勝手に決めてしまっていたのです。

 

幼稚園に入園して、

6月に、療育センターのST(言語聴覚士)の先生に訪問支援に来てもらいました。視覚支援の絵カードや順番ボードの活用、進入禁止の場所にバツの紙を貼るなど、様々なアドバイスを幼稚園の先生や私にもしてもらい、その際に「がんばって集団活動に取り組んでるね。支援員の先生から離れてしまう時があるから、そこが少し心配かな。県内でも園児の多い幼稚園に通っていて驚いたよ。少人数じゃないから先生のケアが行き届きにくい、ほかに困りを感じてる子がいてもなかなかそちらに行けないのかなって印象です。小学校の支援級の見学にもお母さん行ってみてね!」と話してもらいました。

その時、そっか・・・支援員の先生はクラスに一人だもんね。うちの子が独り占めしてたら支援が必要なほかの子どもさんが困るんだよね。と改めて気づかされて胸がどきどきしたのを今でも覚えています。(もしかして、小学校の先生からも同じように思われるかな・・・と不安な気持ちでいっぱいになったのです)

 

7月に、療育センターで発達検査を受けることとなりました。

きっと言葉もたくさん出てきたし、文字も読めるし、4歳くらいかな?コミュニケーションは苦手だから仕方ないかな・・

でも、この検査で集団行動が難しく小学校は公立では厳しいかもしれませんと言われるような結果が出るかもしれないんだよね、と不安な思いも抱えていました。

当日、心理の先生と子どものマンツーマンで発達検査をしました。

言葉の受け答え、質問に合った返答がどれだけできるのか。

立体や平面のとらえ方、記憶、「いったいどんな話をしているんだろう?大丈夫かな?座っているかな?関係のない話をしていないかな?」など壁の向こうから聞こえてくる声に耳を澄ませて聞いていたのを思い出します(^^)

 

そしていよいよ、幼稚園の担任の先生、支援員の先生と一緒に小学校の就学相談をする日を迎えました。

幼稚園の運動会が終わって間もない10月頃、小学校の校長室へ向かいました。

小学校の校長先生は幼稚園の園長先生でもあるので、何度か挨拶をしたことはありました。でも、入学式で泣きどおし、立ち歩き、壇上に何度も上がろうとしていた息子にいいイメージは持っていないだろうな・・・と緊張と不安でいっぱいでした。

 

次回は、就学相談でいったいどんな話をしたのか。そこで何を感じ、行動したのかをお話ししたいと思います。

 

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幼稚園と小学校の合同運動会。人数の多さに圧倒されて支援員の先生のそばを離れませんでした。