UniqueNotes ~やさしい療育日記~

心とからだの「発達」と「療育」発達ゆっくりの長男と次男を育てる二児の母が発達障がいに向き合う日々をつづります

特別な配慮が必要な子どもたちに、今必要な防災とは何か。

2020年、新年に保護者会を発足していざ活動を始めようとした矢先にコロナウイルスの感染による全国的な自粛生活が始まりました。 支援学校の卒業式や修了式、入学式は簡素化され、わたしの息子が通う支援学校では、運動会が5月に開催予定だったので、延期で…

子育て支援センター 保護者会の発足

今週のお題「2020年上半期」のふりかえり 今回は、子どもの就学相談から少し離れて、 学校でも、支援センターでも、児童デイの集まりでもない、 ちょっと日常から離れた時間を楽しんでもらいたい、交流して学び合いたいという想いから設立した、児童発達支援…

支援学校への道のり②~就学相談までにしたこと~

わたしは、息子くんは小学校は公立の小学校で、(幼稚園に併設されている)支援級に進学することを考えていました。 そのため、幼稚園選びは公立小学校に併設されているところを選んで、小学校の入学前の1年間かけて、「ここが、こんど行く小学校だよ。」と…

ブログ再開のお知らせと、〜支援学校への道のり①〜

令和という、新しい時代が始まりました。 長い間、お休みしていたこのブログをゆっくりですが、再開していこうと思います。発達支援センターと公立幼稚園の併用を経て、現在は長男くん、支援学校一年生となりました。進路を決定するまで、たくさん悩み、歯が…

療育センターってどういうところ?~ST(言語療法)について~

今年の四月から、ST(言語療法)を開始しました。 通っている療育センターで行われた様子を紹介します。 <ST(言語療法)第一回目> ①現状把握 STの先生と初対面。ST(言語療法)は個室の中でイスに座って、先生と対面形式で言葉を話す(表現)、理…

発達支援センターってどんなところ?〜保護者通園日について②〜

今日は息子の通っている発達支援センターの親子参観日でした。 こちらの支援センターには、息子と同じ3歳児さん(今年4歳になる子ども)は16人いて、2歳児さん、4歳児さん合わせて登録児童はなんと39名! 昨年7月に開所した時はまだ数人だったそうですが、毎…

発達ゆっくりの長男、4歳になって出来るようになったこと~歌をうたう、先生の名前を覚える、電話に出られる、順番を待つ~

4歳になり、数ヶ月が経ちました。苦手な暑い夏ですが、特に今年は猛暑、いや酷暑の九州。長男も次男も夏風邪にかかり、親子三人で3度目の入院を経験しました。 体調不良で苦労したものの、長男の健やかな成長に驚き、喜び、嬉しい夏でもありました。 4歳…

発達支援センターってどんなところ?〜母子通園日について〜

久しぶりの更新です。毎日、九州は猛烈な暑さで息子ふたりとヘトヘトな日々を送っています。先日、息子が通っている発達支援センターの母子通園日(お父さんや祖父母も参加できます)に初めて参加してきました。 母子通園日の一日 保護者と登所 ・お迎えのバ…

発達ゆっくりな長男の、『色』の覚え方~『ABA(応用行動分析)』を家庭療育に取り入れることについて~

先日、長男は4歳の誕生日を迎えました。 療育センターや発達支援センターに通うようになって約3ヶ月。 いくつかの、嬉しい変化が見られるようになりました。 色が大好き!! 黄色が大好きな長男。一番最初の発達外来で「いくつの色が分かりますか?」と質問…

気持ちを言葉に出せなくて、自傷・他害行為をしてしまう時の対応〜元幼稚園教諭から教えてもらった関わり方〜

先日、高校からの親友と久しぶりにランチ会。お互い子連れで、(友人:2歳前、私:7ヶ月)外食をゆっくり取るのは難しいため、美味しいピザをテイクアウトしました。 子どもたちの食べこぼしも、泣き声も、ウロウロあそびも気になりません。 子育ての悩み…

療育センターってどういうところ?〜OT(作業療法)で行われる遊びとその効果~

療育センターに通い出して、2ヶ月が経ちました。これまで4回のOT(作業療法)でしてきた遊び(リハビリテーション)の中で、長男が興味を持ったものと、無関心なものがあります。 指先を使うあそび(微細運動) 粘土遊び(お気に入り:毎回したがる) こね…

NICU(新生児集中治療室)ってどんなところ?~生後5日で鼻腔狭窄による哺乳障害で入院した息子の場合~

家の整理をしていたら、2012年のダイアリーと県立病院の入院の手引きが出てきました。 長男は生まれてすぐに右鼻腔の狭窄音(泣いてるとき以外でも、「フガフガ」と鼻詰まりのような音がする)を指摘されて、産院を退院した日にそのままNICUへ転院し…

発達障がいは、都合の良い病気じゃない、親の育て方が原因でもない。そんなこと分かっているのに傷つくのはなぜだろう。

発達ゆっくりの長男を連れて、外食に行ったり、子ども広場のような、公共のキッズスペース(ボーネルンドやレゴで遊べるようなショッピングモールのキッズコーナー)で遊ぶことが苦手でした。今も少し胸がそわそわします。 自分で決めたルールにしばられる …

知らずしらず、子どもの問題行動が成長と共に減ってきた!~病院での過ごし方を通して見えてきたもの~

先日、長男が2歳の時に判明した膀胱尿管逆流症*1の定期検査に行ってきました。 100人にひとりの乳児に見られる症状で、乳児期は男の子の方が少し多いようです。 検査の際、おしっこの出口から細いビニールのチューブを膀胱までいれます。造影剤と呼ばれ…

発達をうながす語りかけ~ことばの遅れを気になりだして意識した3つのこと~

1歳半検診の時に、「わんわん」や「ブーブー」がかろうじて言えたくらいで、「ママ」や「マンマ(ごはん)」、「ミンミ(ミルク)」など自分の意思(欲求)を伝える手段としてのことばはまだ出ていませんでした。 おかしや飲み物が欲しい時は、泣いて知らせ…

発達支援センターってどんなところ?【手続き編】~療育センターとの比較をふまえて~

長男は月に1〜2回、県の療育センターに通っています。 療育センターは、小児科の先生による診察を受けて、脳血管疾患の医療行為としてOT(作業療法)によるリハビリを受けています。そのため、保険証と受給者証(こども医療受給者証)が必要です。これに対し…

発達ゆっくりの長男、「待つ」練習をあそび(家庭療育)に取り入れるためのコツ。

長男は『待つ』ことが苦手です。順番を待つのも苦手ですが、たとえば、アンパンマンのテレビを見ていて、CMが入ることがきらい。DVDのように早送りしたがります。 病院の待ち時間、外食してお料理が出てくるまでの待ち時間、日常生活で「待つ」ことはと…

赤ちゃん、子どもにおすすめの絵本〜長男の0~1歳・2歳・3歳編〜(再掲載)

先日の記事を間違って消してしまいました・・・。「赤ちゃん・子どもにおすすめの絵本」の記事にハテナスターを下さった方、本当にすみません(;;) おすすめの絵本 出産祝いで友達からもらったり、本屋さんに行くたびに1冊ずつ買ってきて、ちょっとずつ増…

発達ゆっくりな長男の、苦手なあそび、好きなあそび。

長男は、視覚的に楽しめるあそびが大好きです。OTの先生からも、「○○くん(長男)、目が強いね~」とよく言われます。そんな長男にとっていくつか苦手なあそびがあります。 苦手なあそびと、その原因 苦手なあそびランキング、第一位は・・・「新聞紙をび…

療育センターってどういうところ?〜不安と決意編〜

長男の通う療育センターは、自宅から車で約1時間のところにあります。初診は3月、今まで3回通っています。 療育センターって何をするの? 長男が県立病院から紹介された療育センターは、クリニック(医療)、PT(理学療法)・OT(作業療法)・ST(言語療法…

子どもの発達の目安(めやす)とコミュニケーション力

次男の赤ちゃん訪問*1で、『発達のめやす』という資料をもらいました。子どもの月齢・年齢に応じて4つの分野に分けておおまかな発達の目安が書かれていたので紹介したいと思います。 発達の4分野 <粗大運動>体が自由に動くようになる過程 <微細運動・適…

発達ゆっくりの長男、ジャンプが出来るようになる。

「ジャンプができるようになりたい!」 私の場合、発達外来で指摘されるまで「両足ジャンプ」を意識して子どもに教えたことはありませんでした。 どうやって教えたらいいのかな? ・まずは私(保護者)が何度もジャンプしてみせる。 ・手をつないで一緒にジ…

発達ゆっくりの長男、はじめて発達外来へ行く。

発達外来ってどこに行けばいいの? 【発達の相談・診察ができる病院】 〜大分県の場合〜・大分県立病院・大分大学附属病院・大分療育クリニック等 何れも予約が必要です。私はかかりつけのお医者さんに相談して紹介してもらいました。 その他、県のホームペ…

発達ゆっくりの長男の、乳児期から幼児期にかけて気になっていたこと。

療育の予約が取れて、ふと【母子手帳の保護者の記録】をじっくり見直してみました。 項目を整理してみると、 ①行動の発達 ②情緒・感情反応 ③生活習慣・環境への順応 ④体とこころの成長 の四つに区分けされているようです。 例えば、6~7ヶ月のチェック欄を…

発達ゆっくりの長男、療育をはじめる。

3歳になっても、なかなか2語文が出ない長男。自分の思いが伝わらなかったり、行動を制限されるとパニックになりやすいなぁ、座ってご飯を食べるのが苦手だなぁとうすうす(いや、はっきりかな)感じていました。「う〜ん。やっぱり早めに言葉の教室のような…

長男の妊娠〜出産までの道のり⑥

入院2日目の夜、産院の先生から「赤ちゃんのお鼻が狭くて、産院にある管が通らない状態です。このままだと鼻から上手に呼吸が出来なくて、成長に必要な母乳やミルクを飲めない可能性があります。明後日、もう一度「鼻腔」の様子を確認して、ミルクの飲みが悪…

発達ゆっくりの長男と、次男のコミュニケーション

昨年11月に、次男を出産して発達ゆっくりの長男に『弟』ができました。まだ弟・兄弟という理解ができない長男にとって、生まれたばかりの赤ちゃんは自分と同じ「ヒト」だということも分からない様子でした。「よしよしってしてあげて?」とさわらせようとし…

長男の妊娠〜出産までの道のり⑤

私は実家に戻り、旦那さんは関東でSEのお仕事を続けることになったので、妊婦検診の結果は毎回メールやSNSでやり取りをしていました。 「今日のエコー写真はどうだった?足は伸びていた?」 何度この言葉を口にしたことでしょう。 一緒に検診に立ち会う…

長男の妊娠〜出産までの道のり④

実家に戻り、私にとっては3つ目の産婦人科検診初日の日がやって来ました。 最初の婦人科クリニックでは妊娠確認が出来ずに大きな病院に紹介され、無事に母子手帳がもらえるまで通ったかと思ったら、今度は引越しの為3つ目の産婦人科クリニックへ(笑) 順調…

長男の妊娠〜出産までの道のり③

妊婦健診を川崎市で3回受けた後、里帰り出産(引越し)の為、地元の産婦人科クリニックに出産予約を入れました。 私も旦那さんも九州出身で、祖母が脳梗塞で倒れたことが重なり、長男の出産を期に退職して、実家に戻ることを決めました。 住民票も移すので、…