UniqueNotes ~やさしい療育日記~

心とからだの「発達」と「療育」発達ゆっくりの長男と次男を育てる二児の母が発達障がいに向き合う日々をつづります

発達ゆっくりの長男と、次男のコミュニケーション

昨年11月に、次男を出産して発達ゆっくりの長男に『弟』ができました。
まだ弟・兄弟という理解ができない長男にとって、生まれたばかりの赤ちゃんは自分と同じ「ヒト」だということも分からない様子でした。「よしよしってしてあげて?」とさわらせようとしても、すぐ逃げ出してしまいます。何週間か、生まれてきた次男に無関心の状態が続きました。
まずは同じ「ヒト」だと分かってもらおうとおもい、「○○(長男)くん、赤ちゃん泣いてるね、お腹すいたのかな?」と授乳のたびに声をかけたり、「○○くん、赤ちゃん笑ってるね、お風呂気持ちよかったのかな」と赤ちゃんの気持を代弁して伝えました。

赤ちゃんは、まだ大人のように言葉を話してくれません。私達にとっては当たり前の事ですが、長男にとっては、泣き声や表情など言葉を使わないコミュニケーションは理解することが難しく、どう接したらいいのか分からなかったのだと思います。
今では、次男が泣きだすと、「△△(次男)くん、泣かんでー」と声をかけてくれるようになりました。ちゃんと家族だという事が分かってきたんだなぁと、本当に嬉しく思います。

もうすぐ4歳になる長男にとって、どんどん体も大きく成長し、歩いたり話し始める次男の存在が、どのように変化していくのか楽しみです。兄弟げんかも出来るようになるかな??
あまり私以外の他人(お友だちなど同年齢の子ども)に関心が少なく、療育でも「お母さんに対する意識が、ものすごく高いですね」と言われる長男。でも最近は幼児園でお友だちと手をつないで歩くのが上手になったり、先生と手遊びをするようになったり、少しずつ「私以外のヒト」とも交流できるようになってきました。『弟』という存在が、長男のコミュニケーション力を育む力となってくれているんだなぁと日々感じています。

いろいろあるけれど、子育て、楽しいな。

 

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向日葵

長男の妊娠〜出産までの道のり⑤

私は実家に戻り、旦那さんは関東でSEのお仕事を続けることになったので、妊婦検診の結果は毎回メールやSNSでやり取りをしていました。

「今日のエコー写真はどうだった?足は伸びていた?」

 

何度この言葉を口にしたことでしょう。

一緒に検診に立ち会うことは出来なかったので旦那さんも不安だったと思います。でも、私には「大丈夫だよ、写真もはっきり撮れていないし、ただ影で隠れているだけかもしれないよ」と何度も励まし続けてくれました。

そして、ついに出産の日がやって来たのです。

出産の前日に出血があり、旦那さんに「近いうちに生まれそう!」と連絡をしました。きっと明日か明後日に生まれてきてくれるはず・・・そう信じて、東京から帰省してもらうことにしました。

陣痛に気づいたのは夜中の2時。私は携帯の陣痛アプリを起動したあと、入院用のバックを用意して準備万端(笑)いつでも病院に行けるよう着替えも済ませておきました。

最初は30分間隔で子宮の収縮を感じて、2時間後には15分間隔になり、明け方6時ごろ10分間隔に縮まったタイミングで産院に連絡。助産師さんから「ゆっくり準備して来てください」と言われ、車のシートに念のためバスタオルを敷いて家を出ました。

 

【入院に持っていって良かったもの】

1、ハンドタオル(手を洗うことが多いので最低7枚は必要)

2、ストロー(子宮が痛くて立ち上がれない時に眠ったまま飲み物が飲める)

3、ヘアゴム(髪が長い人は必須!授乳の時もお風呂を入れる時もまとめないと邪魔)

4、除菌ティッシュ(ちょっとした消毒に便利。なぜか携帯を触った手が気になって手を拭いたり、はじめての出産の時は、赤ちゃんに対して清潔な手で触らないと・・・と少し過敏になっていました(笑)気になってしまうより、さっと拭いたら気持ちも安心できたのでオススメです)

5、お菓子(私の場合は夜中の授乳で小腹が空いて、ちいさめのお菓子が重宝しました)

他には着替え一式(ズボンは多めに。意外と悪露(おろ)が漏れます)、携帯(充電器も忘れずに)、下着、母乳パッド、ガーゼなど。産院・病院によって用意してくるものに違いがあるようです。

そしてそして、穴あきクッション!!

 低反発リバーシブルもっちり円座クッション ブルー

 

低反発リバーシブルもっちり円座クッション ブルー

  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
いやいや、本当に穴あきクッション、必要でしたノω・、) ウゥ・・・座るのが怖い😱痛い😣な妊婦の心も体も癒してくれます(笑)
 

 

産院について約3時間後、、

無事に元気な男の子を出産しました!!!

心配していた手足の短さは見られず、大きさも2800g前後で保育器に入ることはありませんでした。やわらかくてあたたかくて小さくて、赤ちゃんをはじめて抱かせてもらった瞬間、涙があふれ出てきました。

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仰向けほとんどしなかったなぁ…

 

「わぁ、かわいい~」さっきまでお腹の中にいた赤ちゃん。「はじめまして」というよりも「やっと会えたね」という感じがして、もうその瞬間からママになっていたんだなぁと思います。

午前中の出産だったので、午後からは親戚も見に来てくれて、あっという間に1日が終わろうとしていました。

 まさか、このあと先生から転院のお話をされるとは思いもよらない私でした。

 

向日葵

長男の妊娠〜出産までの道のり④

実家に戻り、私にとっては3つ目の産婦人科検診初日の日がやって来ました。

最初の婦人科クリニックでは妊娠確認が出来ずに大きな病院に紹介され、無事に母子手帳がもらえるまで通ったかと思ったら、今度は引越しの為3つ目の産婦人科クリニックへ(笑)

順調に妊婦検診に通い始めて、2ヶ月位経ったある日、またまた心配な事が見つかりました。

毎回エコー検査の際に、赤ちゃんの太ももの長さを計測するのですが、どうも足の部分の成長が遅く、平均より短いかもしれないとの診断でした。

「ええっ」…子宮外妊娠の心配がなくなったと思ったら今度は足の成長が遅いだなんて。

妊娠が分かってから、様々な雑誌で紹介されているサプリや体に良い物を食べてきたつもりだったのに。いったい何が悪かったのかなぁと落ち込む日々を過ごすこととなったのです。(別に何も悪くなかったのですが当時は自分をかなり責めました)

本来、妊娠がわかる前から飲んだほうが良いサプリメントとして有名なのが『葉酸』です。恥ずかしながら私は、妊娠するまで『葉酸』のことを知りませんでした。

赤ちゃんの太ももの長さを指摘され、出来ることからはじめようと葉酸サプリメントをいくつか調べて飲み始めました。

こんなによいものなら、もっと早くから飲んでおけばよかったなぁと今でも後悔しています。

 

妊娠前期は、悪阻の影響もあり、食欲低下や食べられるものに偏りが出てしまい、栄養不足になりがちでした。

「次のエコー検査では、赤ちゃんの足が成長しているかな」とドキドキしながら通う日々をすごし、妊娠ライフを楽しむ余裕がないまま、あっという間に妊娠中期が通り過ぎていきました。

 

 

向日葵

長男の妊娠〜出産までの道のり③

妊婦健診を川崎市で3回受けた後、里帰り出産(引越し)の為、地元の産婦人科クリニックに出産予約を入れました。
私も旦那さんも九州出身で、祖母が脳梗塞で倒れたことが重なり、長男の出産を期に退職して、実家に戻ることを決めました。
住民票も移すので、母子手帳の手続きをもう一度し直すのかと思ったら、母子手帳川崎市でもらったものをそのまま使用して、「妊婦・乳児健康診査受診票」だけを発行してもらいました。基本的に実家の大分では県内の医療機関での健康診査費用を、次のとおり助成してくれます。
妊婦一般健康診査
・全14回
・A…血液等検査  
・B…子宮頸がん検診 
・C…B群溶血性レンサ球菌
※A・B・Cの検査は14回の健診の中で行われます。
また、出産予定日時点で35歳以上の妊婦さんには、妊婦超音波検査1回分が助成の対象になります。
基本的に実家に戻ってからの妊婦健診はほとんどお金がかからずとても助かりました。

川崎市で受けた妊婦健診の3回は、中途半端な助成制度(補助券制度)の為、受診費用の差額を毎回2000円前後支払っていました。
川崎市妊婦健診の補助制度は、
14回の助成(補助券)を受けることができます。
【21,000円券×1回、8,000円券×3回、6,000円券×2回、4,000円券×8回】
補助券を利用するにあたり非常に不便だったのは、
健診費用が補助券の券面額を下回る場合は、医療機関の窓口においては利用する事ができないという点です。※ただし、補助券(21,000円券)に限り、健診費用が助成額に満たない場合でも御利用可能です。
1円でも下回ると使えないので、7999円の検診費用が発生した場合、8000円券を使えず6000円券を使うことになります。結局1999円の手出しが発生し、すごく損した気持ちになっていました(笑)
同じ検査でも、住んでいる地域により助成の方法も様々で、検査にかかる費用にかなり差が出るのではと思います。

私の場合、里帰り出産(引っ越し)のため、あらためて産院を決めて、出産予約をしました。
当時、産院がひとつだけで、毎日予約でいっぱいの状態でした。。。

雑誌やインターネットで調べるだけでは分からないことが意外とたくさんあります。
私も地元の友達に聞いたり、病院に直接問い合わせたりしましたが、もっと簡単に調べることが出来たらいいのになぁと思います。

川崎市、大分の妊婦さんのひとつの情報としてお役に立てれば嬉しいです。



向日葵

長男の妊娠〜出産までの道のり②

長男の妊娠初診日は9月のはじめ頃でした。

子宮外妊娠の可能性があるので、10月になっても、なかなか母子手帳をもらうことが出来ず、そのことにより国(私の場合は川崎市)からの補助もなく、診察のたびに高額の医療費を支払っていました。

ドキドキしながら向かった3回目の診察。内視鏡検査で、小さい小さい受精卵のようなものが見えました。まだその時は、妊娠確定とまでは診断してもらえず、1週間後にもう一度検診。

やっと、やーっと4回目の診察で待望の受精卵を子宮内腔に確認できて、先生から「母子手帳をもらって来てください」と言ってもらえました!

母子手帳(正確には母子健康手帳)は病院から「妊娠」と診断してもらった後に、「妊娠届出書」を地方自治体の担当窓口に提出して受け取れます。母子手帳をもらうまでは、産婦人科での診察費は補助が出ないので毎回5000円前後、全部で20000円位かかりました(泣)かなり高額ですよね。。。

 

母子健康手帳の申請】

1、まずはかかりつけの婦人科で妊娠確認をしてもらう。

2、妊娠届出書を地方自治体の窓口に提出する。

<持っていくもの>

マイナンバー(長男の時はそもそも存在すらしていませんでした)

・運転免許書(又は健康保険書や貯金通帳など身分を証明出来るものを2つ以上)

・妊娠証明書(産婦人科からもらってくる)

・認印

 

各自治体によって、持っていく物や手順が多少違うようなので、市役所のホームページで確認して、分からなければ窓口に問い合わせて下さいね!

 

母子手帳を手に入れる事がこんなに大変だとは思いませんでした(笑)

 これからママになる方の参考になれば嬉しいです。

 

 

向日葵

 

産後の悩み~抜け毛・頭皮のかゆみ~

長男の出産後、いちばんショックだったのが「肌荒れ・抜け毛・頭皮のかゆみ」の発生でした(笑)

出産によりホルモンバランスが乱れ、肌質も変化します。私は今まで使っていた洗顔や化粧水が全て合わなくなり、お肌もカサカサになりました。顔だけでなく、頭皮も乾燥してお風呂上りにはかゆみを感じることも・・・。

洗髪すると、大量の髪の毛が排水溝に詰まっていて、これは母乳によるカルシウム不足からくるものなのかな、母乳に栄養を取られているから?

色々と調べてみると、ママの70パーセント以上が産後脱毛症といわれる抜け毛に悩んでいるということが分かり少しほっとしました。そして母乳とは関係なく、ホルモンバランスが変わることにより、もともと妊娠中に抜けるべき髪の毛が、出産を機に一気に抜けてしまうことも分かりほっと一安心。妊娠中、胎盤に蓄積された女性ホルモン(エストロゲン)が出産の際、胎盤と同時に体外に排出されてしまうからなのです。

 少しでも、抜け毛の予防や頭皮によいものをと探していたら、髪に優しいアミノ酸シャンプーの中でも低刺激で保湿力の高い『uruotte』というシャンプーを見つけました。オーストラリア産オーガニックホホバオイル配合でうるさらの髪に仕上げてくれる優れものです。東急ハンズのオーガニックシャンプー売り場でも大人気の商品で、もちろん遠方の方は通販で購入することが出来ます。

馬油シャンプーや他のノンシリコンシャンプーを色々と試しましたが、この『uruotte』は低刺激で汚れは落としても頭皮に必要な栄養やうるおいは奪わない洗い心地でおすすめです。無香料とアロマの香り付きの2タイプから選べるようです。アロマ大好きな私にとって、ココロもしっとり洗い上げてもらい(笑)抜け毛の不安も癒されました。

 

女性にとって、妊娠・出産は多くのココロとからだの変化をもたらします。

抜け毛や肌荒れで悩んでいるママさん、どうか悩みすぎないで、肩の力を抜いてください。私も同じように不安になり、ひとりの女性としての魅力がどんどん失われていくような気がして落ち込んだりもしました。

でも今は、このお話を書くまで忘れていたくらい、抜け毛や頭皮のトラブルに悩まされることは無くなりました。

だから、大丈夫です。今日は美味しいケーキでも買いに行きましょう。和食メインのお食事がからだに良いのは知っていますが、たまには息抜きも大切です。

この記事にめぐり合ったママさんが、ちょっとでも気持ちが楽になりますように。

 

 

向日葵

 

 

 

長男の妊娠〜出産までの道のり①

長男のちょっとドタバタした妊娠ライフを振り返ってみたいと思います。
2011年初秋、妊娠検査薬で陽性反応が出たので「婦人科に行って母子手帳の手続きをしよう!」そんな軽い気持ちで診察を受けた私に待っていたのは、いざというときに救急車に渡す「診断書」と「紹介状」でした・・・。
長男の妊娠が分かったと同時に、「子宮外妊娠の可能性があります。もし次の検査までに子宮が痛くなったら救急車を呼んで病院にすぐ行って下さい」と言われ、いきなりショッキングな産婦人科デビューを果たしました。そして先生は、「まだ未確定なので詳しい説明は後々はっきりしたらお話します」とだけ言われ、私は家に帰りました。
携帯ですぐに「子宮外妊娠(*1)」について調べると、書いてあるのは恐ろしいことばかり。何をしても、何を見ても、悲しく、恐ろしく、よく泣いていたのを思い出します。

・子宮外妊娠とは、子宮内腔以外の場所(卵管など)になんらかの原因により受精卵が着床した妊娠。子宮内腔以外の場所では受精卵は育つことが出来ず放置すると大量出血を起こし最悪の場合、死にいたる大変な病気・・・。原因は様々で過去に子宮内で炎症を起こした痕などに着床してしまう場合もあるようです。

イラストでハイリスク妊娠がわかる本: 妊婦さんへの説明にそのまま使える (ペリネイタルケア2015年新春増刊)
女医が教える これでいいのだ!  妊娠・出産 (一般書)

はじめての妊娠、とてもウキウキした気持ちでいるはずなのに、どうして卵が子宮に写ってないの・・・渡されたエコーの写真を見ては泣いて過ごす日々を送りました。次の検診まであと8日。大丈夫、きっと受精卵は子宮にあるはず。そう自分に言い聞かせつつも夜な夜なインターネットで子宮外妊娠について、生める可能性について調べ続けました。



向日葵

1:現在は子宮外妊娠のことを正確に は「異所性妊娠」と呼ぶようになりましたが、ここでは以前の「子宮外妊娠」で話を進めています。